新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、日本でも感染者数が急増しております。経済への影響は甚大であり、景気の回復には依然として時間を要するものと予想しております。また、テレワークやデジタルツールの普及等により、人々のライフスタイルは大きく変容し始めており、様々な業種で新たな常態・常識ニューノーマルが生まれております。このような VUCA ※ と呼ばれる不確実な時代においても、物流の果たす役割は変わらないどころか、人々・社会を繋ぐハブとして益々重要性を帯びてきていると考えております。
しかし、 物流は日本経済を支える屋台骨であると同時に、道路という社会インフラを利用するため、交通事故という大きなリスクを伴います。トラックによる交通事故は道路を利用する方にとって大きな脅威であり、現にトラックによる交通事故で多くの方が命を落としています。そのため、当社は輸送の安全の確保こそが物流会社にとって最も重要なことであると考え、対面点呼の実施・従業員への教育などの安全管理に力を入れております。また、当社は社員一人一人の声に耳を傾け、職場の環境作りにも力を入れております。それは、事業の継続・会社の成長成功のカギは社員が握っているという信念があるからです。トラックドライバーがより一層社会に必要とされる存在となり、誇れる仕事となるように、これからも新しい物流の流れをご提案していきたいと考えております。
今後も安全管理を強化し、 私自身が先頭に立って、「安全」「確実」「迅速」な物流サービスを継続的に提供し、持続可能な社会を実現するため、SDGsにも力を入れ、様々な社会的課題の解決に貢献して まいります。

※「 Volatility (激動)」「 Uncertainty (不確実性)」「 Complexity (複雑性)」「 Ambiguity (不透明性)」の 頭文字をつなげた言葉。不確実な時代を意味する。

代表取締役社長 山田 英樹

輸送の安全に関する方針

社長は輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において主導的な役割を果たします。
社員に対し、輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させ、全社員が一丸となって業務遂行することで、絶えず安全性の向上を目指します。
また、輸送の安全に関する情報は、積極的に公表します。

輸送の安全に関する重点施策

①輸送の安全が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令を遵守します。
②社長・専務は現場パトロールを月1回以上行い、危険箇所を発見した時は、現場において改善を指示します。
③輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正措置・予防措置を講じます。
④輸送の安全に関する指導・教育は、原則ドライバー個別に実施します。
⑤必要な情報をドライバーに伝達し共有します。
⑥輸送の安全に関する費用支出・投資を積極的に行うよう努めます。

輸送の安全に関する計画

1.対面点呼の実施

対面点呼において、ドライバーは1日の注意事項・目標を点呼簿に記入しております。
また、夜間の始業点呼については、管理職が交替で出勤し対面点呼を実施しております。

2.社内安全教育の実施

当社は、ドライバーの理解度を高めるため、独自の安全教育資料を作成し、教育の最後に確認テストを行っております。ドライバーをグループに分け教育を実施し、その記録をドライバーごとに管理しております。また、ヒヤリハットで収集した不安全情報をもとに、リスクアセスメントを実施しております。当社は、ミーティングを定期的に開催し、安全に関する情報を共有しております。

アジェンダ
1. 経営環境の伝達
 ・物流業界の動向
 ・期初経営計画の進捗(PDCA)
2. 現場情報の共有
 ・事故、クレーム情報
 ・安全パトロール結果

3.ドライバーの拘束時間の削減

ドライバーの拘束時間を削減するためには、荷卸し時間の短縮と効率的な配送が重要です。
当社では、配達先の順番に応じた効率的な積み荷により、荷卸し時間を短縮しております。


〇専門的な積込技術により、荷卸し時間・ドライバーの拘束時間を削減
〇物流の効率化により、燃料使用量等の運送コストを抑制

4.現場パトロール

当社は、現場パトロールを毎月実施し、不安全個所の確認と改善を行っております。

5.その他安全活動

① 運転記録証明書を取得し、事故歴・違反歴・飲酒運転歴を確認しました。
② 定期健康診断を年に1回実施し、受診結果に基づき個別指導を行いました。
③ 運輸安全マネジメント担当者に対し、必要な教育を実施しました。
④ 車両の5Sチェックを毎月実施します。
⑤ 適合性・有効性に関する内部監査を実施し、是正措置・予防措置を講じました。

ESGに関する取り組み

当社は、ESG(E:環境Environment、S:社会Social、G:ガバナンスGovernance)に関し、以下の取り組みを実施しております。

1.環境に関する取り組み

当社は地球環境を保護するため、以下の取り組みを実施しております。
① エコドライブの励行
② 月間燃費実績の掲示
③ 事務所内の節電、エアコンの温度設定(冷房28℃・暖房20℃)

2.地域・社会貢献に関する取り組み

当社は地域貢献活動・社会貢献活動として、地域美化清掃を実施しております。